今日も冷たい雨です。
寒くて開花しなかったので「本日のたまらん大賞」もナシです。 つまんないな~。 今日はナーサリーについて思ったことをつらつらと書きます。 (↑数年前…N園芸さんにて) そもそもナーサリー(ナーセリー)とは? 私はヘレボをはじめるまで知らなかった言葉です。 ナーサリーとは英語で「育てる場所」を表す単語で 子供たちが通うスクールのような所を指したりもしますが 「ヘレボナーサリー」といえばヘレボの生産農家さんのことですね。 当然ご存知☆ 私も花の生産農家で働いていますので 「ナーサリー勤務」と言うことになるでしょうが、 実際、私の職場では「ナーサリー」などという言葉は 誰も使いませんし、誰もご存知ないのでは… 多分、社長も知らないのではないかな?どうだろう? 私がいま思いつく、いわゆる『ナーサリー』は ヘレボ農家、バラ農家、クレマ農家、パンジー農家、あとは? ブルーベリーとかあったかな。 流行のこじゃれたガーデニングばかり思いつきます。 日本人で自らを「ナーサリー」と呼ぶ農家さんはお若い人かな。 うちの近くの「ほにゃららさん」は息子さんに譲る日のことを考えてか 「ほにゃららナーサリー」に改名し、前より呼び名がかっこよくなったよ。 見た目は前のまんまだけど(笑) 人と違うものが欲しい、 普通の園芸店では満足できなくなった人が向かう専門店。。 それが「ナーサリー」なの? ナーサリーと呼ぶことによって、「農家」よりもっと 園芸店に近いイメージに錯覚している人が多いように思う。 もしくは、「農家」だと人情味あふれていて、 非常識なことをすればオジサンに怒られそう?! 「ナーサリー」だとクールで機械的、 お金さえ払えば欲にかられて何をしても許される?? そんなわけないよね~(^^ゞ どちらも農家なんです。地道に頑張っている真面目な農家さんを応援しましょう♪ (↑こちらも数年前の画像、Hさんにて) 直売所を兼ねている農家もありますね。 従業員が多いところじゃないと出来なさそうだな~。 商戦の進化でこれからはもっと増えてきそう。 ヘレボでは「N田園芸さん」や「K郷園さん」などが有名で 直売日の日にちを決めて、市場や卸を通さずに一般消費者へ売っています。 うちのほうだと「H島さん」が一般開放しています。 ちなみに今年は2月2日から販売をはじめるそうです(宣伝) 蕾をこじ開けたりせずマナーを守って買いに来てくださいね。 http://www2.tokai.or.jp/fuutoboku/ 直売所を設けていない(一般人お断り)のナーサリーも沢山あります。 知り合いの知り合いまでならOKとか(ミクシーみたい笑) 訪問は困るけど、通信販売ならOKのところもありますし、 訪問も通販も×の農家さんもあります。 一般人に売ってくれない所だと、ケチ・冷たい・お高くとまって と思いがちですがイベントでもないかぎり一般人には売らないのが普通なのかも。 市場にしか出さないのが昔気質の農家さんです。 農家 → 各市場 →(仲卸)→ 園芸店 → 一般人 この間に家族を養ってる人たちが沢山いるのですね。 うちの職場の場合、市場に8000円で出したものが 生花店では2万5千円くらいで並んでいます(汗) 一般的に3倍と言われています。 直接農家に買い付けに来たほうが安いと思ってしまいますよね。 でもうちの社長は、以前、神奈川?の花屋が買い付けにきた時 「悪いけど市場で買ってくれませんか?私は市場と同じ値段で 売りますよ、わざわざ来てもらっても交通費が無駄になっちゃうよ」と お断りしていたことがあった。 でも近所の生花店には売っている。 農家はご近所(地域)とのつながりをとても大事にするのです。 トラックが出入りしたり、埃が立ったり 迷惑をかけてスミマセン的な気持ちもあるのかな。 何が言いたいのかよく分からなくなってきたけど(笑) 農家さんを大事にしましょう♪ 開放してないのにしつこく訪問をせまったり、 強引に親株(コレクションではなく商売道具ですよ)をねだったり、 蕾をこじ開けて壊したり、約束を裏切ったり。。 農家さんのテンションが下がるようなことをしたら 良いお花が手に入らなくなってしまいます。 それが一番怖いです。 お伺いする時は「おじゃまします」と謙虚に行きたいですね。 *** とあるナーサリーさん。 ハウスを案内してくれます。 「こっちですよ」 「足元悪いですが、ちゃんとついてきてますか?」
by ayas_garden
| 2008-01-23 17:41
| お仕事・胡蝶蘭
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