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古葉CUT
ブログに書きたいことは沢山あるのだけど、
とりあえずCUTネタ2連発いきまーす。
その1は古葉切りです。
 * * *
先週、ヘレボの古葉切りをやりました。
夏は完全日影に退避させていた我が家。
秋は、めいっぱい光合成をさせたいので本当は12月頃で
良いのかもしれないのだけど、今年は花芽の上がりが早そうなので
早めにおこなってみました。
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ブラックデスを媒介しないため
ハサミは1株づつ「第3燐酸ナトリウム液」で消毒します。
ブラックデスは汁感染するウイルス性の病気です。
ハサミをバーナーで炙る場合、刃先から付け根までムラなく焼かねばならないので
ヤケドの恐れもあります。
あわてんぼさんには一瞬で消毒できる第3燐酸ナトリウムをお薦めします。
液は劣化しにくいので数ヶ月使いまわせるのが嬉しい♪
古葉CUT_a0020177_18362499.jpg

(追記:私はビストロンを愛用しています。こちらでお求めになれますよ。
http://www.sqr.or.jp/usr/fujiengei/ctg/vistron/index.html )

これはあくまでもハサミについたウイルスを不活性化させる薬です。
植物本体に撒いても効き目はございません♪

古葉切りは
「なんのためにやっているのか」
私にとってはいまだ謎めいている行為です。

「株元の花芽に日光を当てるために」とよく言われますが、それって何のため??
どなたかご存知の方いらっしゃいましたらどうぞご教授くださいませね。
日光を当てるとどうなるの?温めると花芽が伸びるとか?(花茎成長開始温度)
或いは冬の地温の上昇を狙っているのか…(根っこ育成)

分からないながら、切った後に感じることは、
お水の上がりが遅くなるので水遣りの回数が少なくなります。
単純に葉に必要な水分が減りますし、葉っぱが蒸散や体液濃度を利用して
お水を吸い上げるポンプの役割もしていたためです。
(↑GAマメ知識)
見た目がスッキリして冬らしくなるので、ただ単にルックスの問題かも。。
なんのために古葉を切っているのか、
皆さんならなんて答えます?(^▽^)

先日、某クリロ講習会に行ってきたのですが
その先生がおっしゃるには
「古い葉っぱはガサガサしていて柔らかい新芽を傷つけてしまい、
そこから病気に感染しないため」
だそうな。
それも一理ありますが、実際はしわくちゃになりながら出てくる新芽、
自分自身で傷ついているような??古葉には触ってないもんなぁ?

皆さんはいつもどのくらいバッサリいっちゃってるんでしょうね?!
私の経験上、もし全部切ってしまっても普通に咲いたと思います。
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蕾以外にホウなどの葉っぱもわしゃわしゃ出てくるしね。。

でも…貧乏性の私は葉芽も2~3残す方法で古葉切りしました。
花後に花茎を切り落とすことを考えるとネ。
後で葉芽が生えてこなかった場合を想定した、いわば保険です(^^ゞ
種を取りすぎると葉芽が出てこないような…
(種取り過ぎ=期待の株)大事な株ほど弱りやすいのでしょうか(ため息)
できれば花芽形成前の春から休眠に入る夏前まではしっかり光合成させたい。

花芽が一本だけ立って、脇芽が生えていないような株、
皆さんのお宅にもありませんか?
そのような株は早期発芽苗に多いかも。
早期苗は無理させている分、体力がないのかな?
「花芽一本立ち株」の、なにがイヤって。
ほんのり灰カビにかかってる時に強風が吹くと…
そうです、ポッキリいくのです!!
地上部が…つるっつるに禿げます!!
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こうなると大抵の株はそのままお亡くなりになってしまいます。
最近では私も多少、栽培レベルが上がって(笑)復活させられる
ことが多くなりましたが、まだ完璧にテク取得したわけではないので
そうならないに越したことはありません☆
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私の一番のお気に入りがポッキリいって虫の息なのです。
死んではいませんがいまだに回復しておりません。
もし…少しでも古葉が残っていたなら余裕で助かっていたのに。。。
そう思うと悔やんでも悔やみきれません。
(いや、まだ死んでないからね(。・ω・)ノ゙ )

ヘレボさんは一年草ではないので
株の栄養成長(身体)と生殖成長(花)は
別々に考えて計画を立てたほうがいいのかもしれませんね。
by ayas_garden | 2007-11-24 19:04 | ヘレボルス
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